「え、シェーバーの替え刃だけで…ご、5000円!?…これ、もう本体が買えちゃう値段じゃないか!」
ある晴れた日の朝、僕のなけなしのお財布がガビーン!と断末魔の叫びをあげました。どうも、ADHD型WEBライターのメンタルツヨシです。
あなたも、愛用している製品の「消耗品」が、驚くほど高くて白目を剥いた経験はありませんか?
プリンターのインク、浄水器のカートリッジ、そして今回のテーマである電気シェーバーの替え刃…。本体の性能は最高なのに、維持費の高さに頭を抱える、あの独特のジレンマですよね。
毎回、替え刃を買うか、いっそ本体ごと買い換えるかで脳内会議が紛糾し、結局「ええい、ままよ!」と新しい本体をポチってしまう…。
僕はこの“買い替えループ”から一生抜け出せないのかもしれません。
今回は、そんな僕が新たに選んだ相棒を紹介しつつ、このシェーバー選びが、なぜ僕たちADHDタイプの人間にとって「人生の選択」そのものなのか?という壮大なテーマについて、語っていきます。
【絶望】愛機ブラウン、突然の「替え刃5000円」宣告
僕がこれまで長年連れ添ってきたのは、ご存知「ブラウン シリーズ5」。
こいつがまた、本当にいい仕事をするんですよ。肌にスーッと吸い付くような優しい剃り心地、それでいて深剃り性能も抜群で、まさにドイツのクラフトマンシップを体現したような、最高の相棒でした。
そう、本体のLEDがピコーンと光り、「替え刃、交換シテクダサーイ」という無慈悲な宣告を下す、あの日までは。
「ああ、ついにこの時が来たか…」と、僕は重い心でAmazonの検索窓に型番を打ち込みました。そして表示された価格を見て、文字通り固まってしまったのです。
ご、ごせんえん…?(白目)
ワンコインランチが10回も食べられる値段です。僕の大好きなマンガの新刊なら、余裕で7〜8冊は買えてしまう。これは、しがない庶民派フリーランスライターにとっては、もはや高級フレンチのディナーに匹敵する、あまりにも痛すぎる出費なのです。
もちろん、僕の脳裏にも悪魔のささやきが聞こえてきました。「もっと安い、互換性のある汎用品の替え刃でええやん」と。
しかし、過去に一度その甘い誘惑に乗ってしまい、地獄を見た経験があるのです。
- 音が「ガガガガッ!」と、まるで工事現場のような轟音
- 剃った髭がポロポロとこぼれ落ち、白いTシャツに季節外れの雪が降る
- 挙げ句の果てに、肌が負けて流血沙汰(血まみれライターの爆誕)
安物買いの銭失い、ここに極まれり。あの時の、バスルームの鏡に映る自分の情けない顔と、ヒリヒリする肌の痛みは、僕の自尊心に取り返しのつかないダメージを与えました。
結果、僕のADHD脳は、ひとつの短絡的な結論にたどり着くわけです。
「こんな思いをするくらいなら、もう本体ごと新しいのを買っちゃえ!」
脳内でドーパミンが「新しい刺激を!今すぐ新しい本体を買うんだ!」と大合唱を始めるのが聞こえました。
こうして、我が家の洗面台の下には、歴代シェーバーたちの屍が静かに積み上がっていくのでした…。
なぜシェーバー選びは「人生の選択」とクリソツなのか?

不思議なことに、この「替え刃 vs 本体」のジレンマって、僕たちの人生における様々な選択と、めちゃくちゃ構造が似ているなと感じるんです。
これは心理学でいう「トレードオフ理論」そのもの。あちらを立てれば、こちらが立たず、というやつですね。
何かを得るためには、何かを諦めなければならないという、人生の普遍的な真理です。
- 高級ブランド(ブラウンなど)
→ 安定・安心のパートナー。初期投資の満足感は高いですが、良好な関係を続けるには維持費(お金や気遣い)がかさみます。 - 格安の互換パーツ
→ 安くて手軽ですが、予期せぬトラブルが起きがち。結局「安かろう悪かろう」で、心身ともに痛い目を見ることが多い選択肢。 - コスパ重視の新製品
→ ワクワクするし刺激的!でも、実際に付き合ってみないと分からない「当たり外れ」のリスクも当然あります。
これって、仕事選びや人間関係にもそっくりじゃないですか?
「給料はめちゃくちゃ高いけど、人間関係がギスギスしている職場」
「人は最高に良いけれど、会社の将来性がちょっと不安…」
僕らはいつだって、お金と安心、スリルとリスク、安定と刺激といった天秤の上で、ユラユラと揺れながら選択を迫られているんですよね。
…と、たかがシェーバーひとつに壮大な哲学を見出してしまうのが、僕のADHD脳の厄介なところであり、面白いところなのかもしれません。
【戦略的買い替え】僕がマクセルイズミを選んだ3つの理由

さんざん悩んだ挙句、Amazonのレビューという広大な海を何時間も泳ぎ回り、ユーザーの口コミという名の荒波を乗り越え…僕が今回ポチったのが、この「マクセルイズミ 5枚刃モデル IZF-V553W」でした。
マクセルイズミ 5枚刃モデル 往復式シェーバー IZF-V553W
お値段、なんと税込6,274円(2025年8月25日時点)
決め手は、もうお分かりですね。
「ブラウンの替え刃(約5000円)を買うより、千円ちょっと足せば新品の本体が買える」
という、もはやコロンブスの卵的な逆転の発想です(いや、ただの開き直りかもしれませんが)。
僕がこのモデルを選んだ理由は、大きく3つあります。
- 圧倒的なコストパフォーマンス
何といってもこれです。一応、高級機と同じ土俵である「往復式5枚刃」というスペックでありながら、この価格。正直、細かいスペックの違いなんて僕には分かりません!でも、なんか凄そう!という感覚は大事ですよね。 - 安心の日本製という信頼感
レビューを読み漁ってみると、剃り味も上々で、特に「さすが日本製」という声が多く見られました。以前、汎用品で大失敗した僕にとって、この「メイドインジャパン」の響きは、何よりの安心材料でした。 - 「割り切り」という名の精神的安定
「どうせまた数年で“替え刃問題”にぶち当たるんだし」という、ある種の“割り切り”ができたことも大きいです。これはもう「衝動買い」なんかじゃありません。「戦略的買い替え」と名付けよう、そうしよう。
この「そこそこの性能」と「圧倒的なコスパ」の絶妙なバランスが、今の僕の価値観にズバッと刺さったのです。
【ADHD的仕事術】「本体買い替え思考」で人生をリセットせよ!

ちょっと話が飛びますが、この「替え刃(部分的な改善) vs 本体(根本的なリセット)」という考え方って、ADHDタイプの僕らが仕事や生活で行き詰まった時に、めちゃくちゃ応用が効く思考法なんですよ。
- 替え刃を交換する
→ 今の環境のままで、細かい工夫や継続的な努力を続けること。(地道な作業ですが、だんだん精神的な負担が大きくなることも) - 本体ごと買い換える
→ 環境そのものを、思い切ってガラッとリセットすること。(初期投資はかかりますが、一気に快適さが手に入る可能性)
たとえば、どうしても集中力が続かない、あなたのデスクを想像してみてください。
書類の山、飲みかけのコーヒーカップ、正体不明の付箋…まさにカオスなその場所で「さあ、整理術の本を読んで片付けを工夫しよう!」なんて試みても、だいたい三日坊主で終わってしまうじゃないですか。その気持ち、痛いほど分かります。
そういう時こそ「本体ごと買い替え」の発想なんです。
- 思い切って、スタンディングデスクに買い換える
- PCモニターを、作業領域が2倍になるウルトラワイドモニターにする
- 引っ越しレベルで、部屋のレイアウトを根本から変えてみる
小手先の工夫(替え刃交換)で粘り続けるよりも、ドカンと環境(本体)を物理的に変えてしまう。すると、脳が強制的にリフレッシュされて、驚くほど仕事がスムーズに進んだりするんです。
もし今、あなたが何かで行き詰まりを感じているなら、ぜひこの魔法の問いを自分に投げかけてみてください。
「いま、自分は本体ごと変えるべきか? それとも、まだ替え刃で粘るべきか?」
この視点を持つだけで、人生のいろんな分岐点で見える景色が、きっと変わってくるはずですよ。
要点まとめ
というわけで、僕の壮大なるシェーバー買い替え叙事詩でした!今回の話をサクッとまとめると、こんな感じです。
- ブラウンの替え刃5000円は、庶民派ライターには高すぎ!ガビーン!
- 安い汎用替え刃は「うるさい・切れる・汚れる」の三重苦。絶対にやめとけ!
- 悩むくらいなら、気分一新で本体ごと買った方が、精神衛生上よろしい。
- 僕が選んだ「マクセルイズミ IZF-V553W」は6,000円台でコスパ最高!
- この「替え刃 or 本体」問題は、仕事や人生のリセット術にも応用できるぞ!
もし今、この記事を読んでいるあなたが、僕と同じ“シェーバー難民”で、替え刃の値段に「うぐぐ…」と唸っているのなら…。もう一度、声を大にして言わせてください。
その数千円をケチって、毎朝のテンションをズーンと下げるくらいなら、さっさと本体ごと買っちゃえ!
新しいシェーバーでヒゲを剃る、あのスーッと滑らかな剃り心地。この小さな快感が、一日のスタートを驚くほど軽やかにしてくれるんです。
たった数千円の投資が、あなたのQOL(クオリティ・オブ・ライフ)を爆上げしてくれる。これは、ADHDでも、そうじゃない人でも、絶対に同じはずです。
編集後記
正直に告白すると、僕のシェーバー遍歴は「高級機の剃り味に感動 → 替え刃の高さにガビーン → 結局、コスパの良い本体ごと買い替え」という無限ループで構成されています。
これって、僕のタスク管理の仕方にそっくりなんですよね。
地道にコツコツ改善する(替え刃交換)よりも、一度全部ご破算にして、新しいツールや環境でガラッとリセット(本体買い替え)した方が、なぜかうまくいくんです。
そうやって、我が家の洗面台下には、歴代のシェーバーたちが静かに眠っています。
初代、二代目、三代目…。なんだか、それぞれのシェーバーと過ごした日々の思い出が蘇ってくるようです。
…誰か、僕の「シェーバー博物館」、開館しませんかね?